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回転花火銀河(M101)

今日の一枚は、おおぐま座にある渦巻銀河、M101です。
銀河を真上から見下ろす形の「フェイスオン銀河」の代表格として、「回転花火銀河」というニックネームも持っています。
一方、真横から見る銀河のことを「エッジオン銀河」と呼んでいますが、画面左上端にNGC5422という小さな銀河がかろうじて写っています。
その他画面右下の光のシミのような天体も、実はNGC5474という銀河でして、決してレンズのゴーストではありません。
さらに星図と照らし合わせますと、もう数個銀河が写っています。
このように天の川から離れた領域では、その塵やガスによる光の吸収を受けることがありません。
そのため我々の銀河系外の、広大な宇宙を見渡す窓になっているのです。
ちなみにハッブル宇宙望遠鏡によって発見された、ハッブル・ウルトラ・ディープフィールドも、このおおぐま座にあります。

(EF 400mm F5.6 ISO1600 5min)
「フェイスオン銀河」はその大きさの割に淡いものが多いです。
そして系外銀河の撮影には、焦点距離1000mm超の望遠鏡が欲しいところです。
回転花火銀河(M101)_a0161836_1432692.jpg


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by fotopics | 2015-03-18 14:33 | | Comments(6)
Commented by alpaprisma at 2015-03-18 20:48
M101小ちゃくて可愛いですね〜
Commented by fotopics at 2015-03-18 21:20
☆alpaprismaさん、こんばんは!
かなりトリミングしても、400mmではこんなものです。
それでも眼視に比べると、写真写りは良い方なのだそうです。
この時期はもっぱら系外銀河が対象になりますが、観測・撮影ともに難しいです!
Commented by Julia at 2015-03-19 08:56 x
星空の、ほんの一角を切り撮った一枚の写真のなかにも、
いろんな「表情」が見えるんですね♪
柔らかい渦巻きの広がりも、シャープなエッジもとっても綺麗・・・。
それらの小さな宇宙の窓から、奥に拡がる無限の宇宙へと
ずんずんズームアップしていきたい衝動に駆られます♪
Commented by fotopics at 2015-03-19 23:30
☆Juliaさん、こんばんは!
大海原に浮かぶように見える、種々の系外宇宙。
天文用語の「島宇宙」という表現に、妙に納得させられます。
そしてこれからも、「深宇宙」を探索出来ればと思います♪
Commented by N* at 2015-03-23 16:34 x
本当に回転花火!
渦巻きがきれいですね。
Commented by fotopics at 2015-03-23 17:15
☆N*さん、こんにちは!
雰囲気にピッタリのニックネームですよね!
これからは黄砂とPM2.5の季節になりますので、星の撮影には厳しくなってきます。
それでも早朝の大気の澄んだ時間に、夏の星座を狙ってみようと思います♪
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