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ミヤマカワトンボとアサヒナカワトンボ

郊外への出張の楽しみは、行き帰りの息抜きドライブにあります。
この日もサンコウチョウに会えるかと、新緑の渓流まで足を延ばしてみました。
結局サンコウチョウは鳴き声を聞いただけに終わりましたが、途中で2種類のカワトンボに遭遇。
まずこちらはミヤマカワトンボです↓
ミヤマカワトンボとアサヒナカワトンボ_a0161836_1192938.jpg

繊細な翅に光が当たって、実に美しいトンボです。

そしてこちらですが・・↓
ミヤマカワトンボとアサヒナカワトンボ_a0161836_1195261.jpg

翅の赤斑が目立つので楽勝かと思いきや、図鑑を探してもこのようなトンボが見当たりません。
そこで昆虫博士&本ブログのコメンテーターであるalpaprisma氏に、鑑別依頼をお願いしたところ・・。
「アサヒナカワトンボかニホンカワトンボでしょうね、両者の鑑別は難しいようです。また羽の色は3パターン有るようです。胸部が小さめでアサヒナのような気がしますが…。」との回答を頂きました。
そこでネットで調べてみますと、
①アサヒナカワトンボの亜型のうちの、透明翅・赤縁紋タイプ。
②ニホンカワトンボの鑑別には、最近ではDNA鑑定も導入されている。
③ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボが混在しているのは、静岡県,長野県,新潟県のみとのこと。
とくに③に関して、ここ静岡は特殊な地域のようですね。
このようなわけで、分類に関しては専門家の先生にお任せすることにしますが、この渓流の妖精とも言える美しいトンボがこれからも生息出来る環境の維持は、我々に課せられた重要な課題なのだと思います。
(Alpaprisimaさん、ご協力ありがとうございました!)

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by fotopics | 2017-06-25 11:11 | 昆虫 | Comments(4)
Commented by alpaprisma at 2017-06-25 11:55 x
両者の鑑別はホントむずかしいようですね〜
私は昆虫と言っても蝶が専門なので、


これらいわゆる「オハグロトンホ」は、かわらをへヒラヒラの飛んで、妖精にふさわしいと思います。
Commented by fotopics at 2017-06-25 12:30
☆alpaprismaさん、こんにちは!
今回はいろいろ教えて頂きまして、ありがとうございました。
亜型の多さも加わって、この2種の鑑別は、最終的にはDNA型までもつれ込むのでしょうね!
分類学の奥の深さを垣間見た感じです。
そして「オハグロトンボ」ですね。
これは私でも特定出来そうです。
またサンコウチョウを探しながら、渓流の林道歩きに行ってまいります^^
Commented by Angelheart at 2017-06-25 16:10 x
1枚目は写真を拡大すると繊細な羽の美しさがよくわかって圧巻ですね。
2枚目は玉虫色のような胸の輝きが美しく、
羽のちょっと控えめな赤いワンポイントがかわいいですね。
みな、それぞれにお洒落をして命を輝かせているんですね^^
Commented by fotopics at 2017-06-25 23:35
☆Angelheartさん、こんばんは!
素人の私としては、渓流に生息するカワトンボ達のその美しさを紹介するだけで充分だったのですが・・。
やっぱり名前が知りたくて検索を始めたところ、いきなりの迷宮入り・・というわけです。
そしてご指摘のように、アサヒナカワトンボの赤い斑点は実に印象的でした♪
健康維持を兼ねた渓流沿いの林道歩きを、これからも続けていきたいと思います!
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